世間はこう見る!システムエンジニアの業種とは?

働く地域でこんなに違う?システムエンジニアの地域間収入格差

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システムエンジニアの地域間格差

システムエンジニアの地域間格差 勤務地によって年収が違う?IT業界にはびこる地域格差とは

同じ日本国内とはいっても、地域によって物価に多少の違いがあります。例えば、都内では地価が高いため、経費削減のためにあえて地方でオフィスを借りて本社を構える企業が少なくありません。これはIT業界にも言えることです。意外に感じられるかもしれませんが、在籍する会社の地域によってシステムエンジニアに支払われる給料の金額に差が生じます。何も知らずに転職してしまうと、後悔の原因になる恐れがあります。知られざるIT業界の年収について見ていきましょう。

地域別システムエンジニアの年収

IT業界の1000社を対象に実施された調査の結果、最も平均年収が高かったのは608万円の関東地方でした。以下、588万円の関西地方、586万円の東海地方、541万円の中国・四国地方、517万円の北信越と続きます。最下位は、502万円の北海道・東北・九州地方でした。このデータからも明らかなように、大都市圏ほどシステムエンジニアの給料は高く、逆に地方に行くほど給料が低くなる傾向にあるようです。10年ほど前に実施された調査結果と比べると、都市部と地方間の給与額の差は若干縮まっていますが、それでもなお地域格差は色濃く残っています。少しでも年収をアップしたいのであれば、勤務地にも注意して転職先を選びたいものです。

業種別システムエンジニアの年収

一口にIT企業といっても様々なタイプがあります。これをハード関連とソフト関連で分けて見てみると、業種によってもエンジニアに支払われる給料額に差があることが判明しました。例えば関東地方の場合、ハード系の職種の平均年収は616万円ですがソフト系の職種の平均年収は603万円にとどまっています。中国・四国地方の場合、ハード系の職種の平均年収は566万円、ソフト系の職種の平均年収は470万円と100万円近くもの差があります。全体的に、都市部よりも地方の方が業種間の給与額の差が大きい傾向にあるようです。自分がどういう分野を目指したいのか、よく考えて進路を選ぶことが重要です。

年収と満足度の関係について

全国のエンジニアに「自分のもらっている給料の金額に満足しているか」という質問を投げかけてみたところ、意外な結果が得られました。「十分見合っている」、「むしろ貰いすぎている」と回答した満足層が最も多かったのは、平均年収が517万円の北信越で73%でした。逆に、「見合っていない」と回答した不満層が最も多かったのは、平均年収が541万円の中国・四国地方でした。全国平均年収ナンバーワンの関東地方の場合、満足層の割合は60%。他の地域と大差ないのが実情であり、必ずしも給料の金額が仕事の満足度に直結するとは言い切れないようです。

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数年のプログラマ経験を経て、システムエンジニアに転身。現在はフリーのシステムエンジニアとして走り回っています。

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