収入、案件、ワークスタイルなど。フリーランスのシステムエンジニアの実態

フリーエンジニアの生活

会社に在籍していた頃と違い、フリーになったら自分の仕事は自分で確保しなければなりません。仕事を探す方法は主に二つ。一つは、自ら会社に赴いて営業を行う方法。そしてもう一つは、フリーランサー向けのサービスサイトに登録して仕事をまわしてもらうという方法です。前者の場合、手間がかかるうえに交渉スキルも求められるという難しさがありますが、高額案件を取ってこれるという強みがあります。一方、後者の場合、報酬は低くても自宅にいながら高確率で仕事を確保できるという魅力があります。どちらにも長所と短所があるので、自分に合った方法を選ぶと良いでしょう。また、フリーエンジニアは実力重視の世界なので、常に自分のスキルを磨く努力が欠かせません。暇な時は専門書を読んで勉強する気構えが求められます。

フリーエンジニアの給料

サラリーマンの収入は毎月保証されていますが、フリーランスにはその保証が一切ありません。高額案件をたくさん取ってこれる凄腕のフリーエンジニアなら1000万円以上の年収を実現することも可能ですが、全く仕事がなければ当然収入はゼロです。すべては自分の実力と努力次第。厳しい世界ですが、逆に言えば非常にやりがいのある職場ともいえます。

フリーエンジニアの労働時間

担当するプロジェクトによって大きく異なります。期日までに納品すればよいというタイプの仕事なら、自分のペースで好きなように作業を進めることができます。常駐案件の場合、労働時間が設定されているので会社に在籍していた頃と似たような感覚で仕事を進めることになります。フリーランスは常に自宅で気楽に仕事ができると思われがちですが、大企業の仕事の場合、在宅勤務を許可してくれない場合もあります。フリーといえども、プロのエンジニアであるという自覚を忘れないことが大切です。

フリーエンジニアに向いている人

相当なプログラミングスキルがないと独立は難しいのではないかと考えている方が少なくありませんが、最低限のビジネスマナーさえあればフリーとして活動することは十分に可能です。フリーエンジニアに一番大切なのは、どんな状況下でも自力で生きていくのだという強い意志を持つことです。仕事探しや税金の手続き、スキルアップの勉強など、自営業者になったらやらなければならないことがたくさんあります。それらの活動を自分で行うのが当たり前だと感じる方であれば、この世界でも十分にやっていけることでしょう。