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楽しいことばかりじゃない!システムエンジニアの実態とは?
パソコンやスマートフォンが一般家庭に広く普及している現代、エンジニアは多くの企業から求められる有用な人材です。とりわけ、システム開発を専門的に担当するシステムエンジニアはIT業界の頭脳的存在。若くして高年収を実現できる魅力もあり、プログラマーの転職先として非常に人気を博しています。しかし、実際にシステムエンジニアのポジションについた経験のある方の多くが、「システムエンジニアになって後悔した」と意外な感想を漏らしています。驚くべきことに、システムエンジニアは非常に離職率の高い職種であり、20~30代でシステムエンジニアになった方の大半が3年ともたずに仕事を辞めてしまっているというデータもあります。一体なぜ、やりがいがあるはずのシステムエンジニアの離職率がこれほど高いのでしょうか?傍目には分からないシステムエンジニアの実態を見ていきましょう。
IT業界に参入してくるのは、コンピュータを扱うのが得意という方が多いです。確かに、プログラマーは椅子に座ってひたすらプログラミング作業をしていればいいので、決して楽ではありませんが、比較的、人間関係のストレスを抱えなくて済むという魅力があります。その点、システムエンジニアは多くの人間とコミュニケーションを取らなければなりません。クライアントとの面談はもちろんのこと、自社システムを開発する際には各部署の関係者から嫌というほど愚痴を聞かされます。バランス調整に気を遣わなければならず、気が滅入ってしまうことも少なくありません。
システム開発は膨大なデータの入力作業を伴います。しかも納期を遅らせるわけにもいかないため、締め切り前になると壮絶な追い込みが始まります。早めに出社したり帰宅が遅れたりするのは当たり前。会社に泊まる羽目になることも多々あります。あまりの精神的プレッシャーでノイローゼになってしまう方も少なくないのです。
就業時間が長いだけならまだいいほうです。ブラック企業と呼ばれる会社の中には、「持ち帰り残業」という悪質な制度を強要してくるところが少なくありません。持ち帰り残業とは、文字通り会社の仕事を自宅に持って帰ってやらされることです。社内で仕事をすれば勤務時間が長引いて労働基準法に抵触する恐れがあるため、会社内ではなく自宅で仕事をやらせようというのです。持ち帰り残業には残業代が出ません。完全なタダ働きです。時にはタイムカードのデータを改変して残業時間をごまかしている犯罪に近いケースもあり、もはや奴隷扱いとしか言いようがありません。もちろん、すべての会社がこんないかがわしいことをしているわけではありませんが、ごく一部にはこのような悪質なブラック企業が存在することもまた事実です。しかし、もし万が一、自分の勤めている職場に不満や不安がある場合は転職を検討した方が無難といえるでしょう。
システムエンジニアという業種によくある働き方のひとつが、「客先常駐」というパターンです。受注した開発企業のエンジニアが、発注元であるクライアント企業に常駐して勤務する働き方で、契約形態としては、派遣又は請負となります。この客先常駐という働き方、システムエンジニアにとっては辛いのか?メリットはあるのか?その実態に迫ります。
システムエンジニアとして開発現場で激務をこなしていると、ありとあらゆるストレスに襲われます。精神的にも身体的にも疲れがたまり、ストレスとなって蓄積していきます。激務に耐え続けた結果、うつ病となってしまうシステムエンジニアも少なくありません。そうなってしまう前に、自分自身でストレス度合いを自覚し、対策を練りましょう。
会社に所属せずに、独立独歩で稼ぐシステムエンジニア、いわゆるフリーエンジニアが増加しつつあります。サラリーマンとして働くシステムエンジニアの多くが一度は独立を検討すると言っても過言ではありません。その収入は会社員の1.5倍~2倍とも言われていますが、実際のところ、どうなのでしょうか?フリーエンジニアの実態を紹介します。
数年のプログラマ経験を経て、システムエンジニアに転身。現在はフリーのシステムエンジニアとして走り回っています。
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